法人登記簿謄本のPDFはオンラインでダウンロードできる?

法人登記簿謄本のPDFはオンラインでダウンロードできる? 事務
桃子さん
桃子さん

法人登記簿謄本(履歴事項全部証明書)が急ぎで必要になった…!

ど…どうしよう…困った…

桃子さん
桃子さん

そうだ!

オンラインで法人登記簿謄本をダウンロードできるかもしれない…!

早速情報を調べてみよう!

桃子さん
桃子さん

なにこれ…

法務局の公式ホームページは出てきたけど…

全く目的のページにたどり着けない…

どういう…ことなの…??

早坂 好乃
早坂 好乃

法務局の公式ページは、とても分かりにくいサイト構成になっており、目的の情報がなかなか見つかりません。

ダウンロードしたPDFの書類は証明書として使える?

桃子さん
桃子さん

そもそも、ダウンロードしたPDFのデータは、提出書類として使えるのかな…?

法務局で直接受け取った履歴事項全部証明書なら、問題なく使えるけど…

早坂 好乃
早坂 好乃

ダウンロードで入手できるPDFの法人登記簿は、証明書としての効力がほぼありません。

「会社が存在しているか」や「所在地がどこか」などの情報を、チェックするくらいの役割しかありません。

提出書類として使えない可能性が高いので、注意が必要です。

証明書として使えるのは、法務局の窓口で直接受け取った書類と、郵送で受け取った書類だけですね。

桃子さん
桃子さん

えー…。

早坂 好乃
早坂 好乃

「それでも問題ない」という場合は、次に説明する方法で、法人登記簿のPDFをダウンロードしてください!

登記情報提供サービスのサイトにアクセスする

まず、「登記情報提供サービス」と呼ばれるサイトにアクセスします。
グーグルで「登記情報提供サービス」と検索しましょう。

検索が面倒な方は、下記のリンクを押してください。↓
✅登記情報提供サービス:https://www1.touki.or.jp/

早坂 好乃
早坂 好乃

ちなみに、登記情報提供サービスは、「一般財団法人 民事法務協会」が運営している有料サービスのようです。

桃子さん
桃子さん

あー…

だから法務局のサイトを調べても、うまく情報が見つからないのですね。

サイトにアクセスしたら、利用時間を確認します。
法人登記簿のPDFをダウンロードできる時間は、きっちり決まっています。
「一時利用」の「利用申込」のボタンが、押せるようになっていればOKです。

利用時間になったら、「一時利用」の「利用申込」を押しましょう。

桃子さん
桃子さん

データをダウンロードしたいだけなのに、24時間営業ではないとは…

ITが発達した現代で、ちょっと信じられない…

早坂 好乃
早坂 好乃

書類をダウンロードしたい人は、急いでいる場合が多いため、24時間利用できないのは辛いですね。

土日祝日は、利用時間が短くなっているので、急ぎの時は注意しましょう!

法人登記簿謄本の色々な呼び方

桃子さん
桃子さん

ちょっと待って…

私が欲しいのは、「法人登記簿謄本(履歴事項全部証明書)」。

提出先が要求しているのは「会社登記簿謄本」。

法務局で説明されているのは「登記事項証明書」。

登記情報提供サービスで利用可能と書いてあるのは、「登記情報の請求」と「法人登記簿」…。

全部名前が違うけど…意味が分からない…

早坂 好乃
早坂 好乃

サイトには「登記情報の請求」と書いてありますが、登記情報提供サービスからダウンロードできるのは、「法人登記簿(全部事項)」です。

「謄本」と付いていないのがポイントとなります。

提出書類の証明として使えるのは、「謄本」と書かれた書類だけです。

早坂 好乃
早坂 好乃

「謄本」とは、「原文の内容を全部書き写した文章」のことです。

登記情報提供サービスでダウンロードできるPDFには、「謄本」と付いていないため、「法人登記簿謄本」とは異なる書類ということが分かりますね。

  • 「登記情報の請求」とは、「法人登記簿の情報を確認して見られる」という意味です。
  • 「法人登記簿謄本」「会社登記簿謄本」「登記事項証明書」は、伝えていることが同じとなります。
  • 「法人登記簿謄本(登記事項証明書)」の種類で、一番よく使用されるのが「履歴事項全部証明書」です。
  • 登記情報提供サービスでダウンロードできるのは、「法人登記簿」です。
  • 提出書類の証明書として使えるのは、「法人登記簿謄本」となります。
  • 「法人登記簿謄本」のPDFはオンラインでダウンロードできない。
  • 「法人登記簿」のPDFはオンラインでダウンロードできる。

利用申込の画面に情報を入力する

「利用申込」のボタンを押したら、説明ページが出てきます。↓

内容に問題がなければ、「同意する」のボタンを押しましょう。

「一時利用者登録」の画面が出てきたら、「必須」の項目を入力していきます。
案内に沿って進めばよいだけなので、特に躓く部分はないはずです。

入力が終わると、登録したアドレスにメールが送られてきます↓

ログイン画面では、メールに記載されている「お客様ID番号」と、一時利用者登録で入力した「パスワード」を入力します。
入力が終わったら、ログインボタンを押しましょう。

ログイン画面で手続きを進める

  1. ログインが完了したら、「商業・法人請求」のタブを押します。
  2. 次に、会社がある「都道府県」と「市区町村」を入力しましょう。
  3. 「商号・名称」の部分は、会社の名前を入力します。
    「株式会社」を除外しないと、検索エラーになるのでご注意ください。
    (ちょっとした罠になっています)。
  4. 入力が全て完了したら、「検索」のボタンを押します。

自分の会社名にチェックを入れて、請求ボタンを押します。
請求金額は、2024年5月の時点で「331円」です。

法人登記簿のダウンロードデータは、クレジットカードで支払います。
必須項目を入力して、請求金額を支払いましょう。

マイページから法人登記簿のPDFをダウンロード

クレジットカードの支払いが済んだら、マイページから法人登記簿のPDFをダウンロードできます。

会社名の確認後、チェック✅を入れましょう。
とても分かりにくいですが、「表示・保存」のボタンを押すと、パソコンにデータがダウンロードされます。

無事に「法人登記簿(全部事項)」がダウンロードできたら成功です。

早坂 好乃
早坂 好乃

私は過去に、お金を払い書類をダウンロードした後、このPDFが証明書として使えないことを知りました。

繰り返しになりますが、「法人登記簿謄本」のPDFはオンラインでダウンロードできません。

オンラインでダウンロード可能なPDFは、「法人登記簿」と呼ばれる、よく似た書類のみです。

皆様、十分にご注意ください。

桃子さん
桃子さん

先生…お疲れ様でした。

書類の提出先にはメールで連絡して、提出期限を延ばしてもらうことにします。

時間を工面して、法務局に直接行きますね。

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