
法人登記簿謄本(履歴事項全部証明書)が急ぎで必要になった…!
ど…どうしよう…困った…

そうだ!
オンラインで法人登記簿謄本をダウンロードできるかもしれない…!
早速情報を調べてみよう!


なにこれ…
法務局の公式ホームページは出てきたけど…
全く目的のページにたどり着けない…
どういう…ことなの…??

法務局の公式ページは、とても分かりにくいサイト構成になっており、目的の情報がなかなか見つかりません。
ダウンロードしたPDFの書類は証明書として使える?

そもそも、ダウンロードしたPDFのデータは、提出書類として使えるのかな…?
法務局で直接受け取った履歴事項全部証明書なら、問題なく使えるけど…

ダウンロードで入手できるPDFの法人登記簿は、証明書としての効力がほぼありません。
「会社が存在しているか」や「所在地がどこか」などの情報を、チェックするくらいの役割しかありません。
提出書類として使えない可能性が高いので、注意が必要です。
証明書として使えるのは、法務局の窓口で直接受け取った書類と、郵送で受け取った書類だけですね。

えー…。

「それでも問題ない」という場合は、次に説明する方法で、法人登記簿のPDFをダウンロードしてください!
登記情報提供サービスのサイトにアクセスする
まず、「登記情報提供サービス」と呼ばれるサイトにアクセスします。
グーグルで「登記情報提供サービス」と検索しましょう。
検索が面倒な方は、下記のリンクを押してください。↓
✅登記情報提供サービス:https://www1.touki.or.jp/


ちなみに、登記情報提供サービスは、「一般財団法人 民事法務協会」が運営している有料サービスのようです。

あー…
だから法務局のサイトを調べても、うまく情報が見つからないのですね。

サイトにアクセスしたら、利用時間を確認します。
法人登記簿のPDFをダウンロードできる時間は、きっちり決まっています。
「一時利用」の「利用申込」のボタンが、押せるようになっていればOKです。
利用時間になったら、「一時利用」の「利用申込」を押しましょう。

データをダウンロードしたいだけなのに、24時間営業ではないとは…
ITが発達した現代で、ちょっと信じられない…

書類をダウンロードしたい人は、急いでいる場合が多いため、24時間利用できないのは辛いですね。
土日祝日は、利用時間が短くなっているので、急ぎの時は注意しましょう!
法人登記簿謄本の色々な呼び方

ちょっと待って…
私が欲しいのは、「法人登記簿謄本(履歴事項全部証明書)」。
提出先が要求しているのは「会社登記簿謄本」。
法務局で説明されているのは「登記事項証明書」。
登記情報提供サービスで利用可能と書いてあるのは、「登記情報の請求」と「法人登記簿」…。
全部名前が違うけど…意味が分からない…

サイトには「登記情報の請求」と書いてありますが、登記情報提供サービスからダウンロードできるのは、「法人登記簿(全部事項)」です。
「謄本」と付いていないのがポイントとなります。
提出書類の証明として使えるのは、「謄本」と書かれた書類だけです。

「謄本」とは、「原文の内容を全部書き写した文章」のことです。
登記情報提供サービスでダウンロードできるPDFには、「謄本」と付いていないため、「法人登記簿謄本」とは異なる書類ということが分かりますね。
- 「登記情報の請求」とは、「法人登記簿の情報を確認して見られる」という意味です。
- 「法人登記簿謄本」「会社登記簿謄本」「登記事項証明書」は、伝えていることが同じとなります。
- 「法人登記簿謄本(登記事項証明書)」の種類で、一番よく使用されるのが「履歴事項全部証明書」です。
- 登記情報提供サービスでダウンロードできるのは、「法人登記簿」です。
- 提出書類の証明書として使えるのは、「法人登記簿謄本」となります。
- 「法人登記簿謄本」のPDFはオンラインでダウンロードできない。
- 「法人登記簿」のPDFはオンラインでダウンロードできる。
利用申込の画面に情報を入力する
「利用申込」のボタンを押したら、説明ページが出てきます。↓

内容に問題がなければ、「同意する」のボタンを押しましょう。

「一時利用者登録」の画面が出てきたら、「必須」の項目を入力していきます。
案内に沿って進めばよいだけなので、特に躓く部分はないはずです。
入力が終わると、登録したアドレスにメールが送られてきます↓


ログイン画面では、メールに記載されている「お客様ID番号」と、一時利用者登録で入力した「パスワード」を入力します。
入力が終わったら、ログインボタンを押しましょう。
ログイン画面で手続きを進める

- ログインが完了したら、「商業・法人請求」のタブを押します。
- 次に、会社がある「都道府県」と「市区町村」を入力しましょう。
- 「商号・名称」の部分は、会社の名前を入力します。
「株式会社」を除外しないと、検索エラーになるのでご注意ください。
(ちょっとした罠になっています)。 - 入力が全て完了したら、「検索」のボタンを押します。

自分の会社名にチェックを入れて、請求ボタンを押します。
請求金額は、2024年5月の時点で「331円」です。

法人登記簿のダウンロードデータは、クレジットカードで支払います。
必須項目を入力して、請求金額を支払いましょう。
マイページから法人登記簿のPDFをダウンロード
クレジットカードの支払いが済んだら、マイページから法人登記簿のPDFをダウンロードできます。

会社名の確認後、チェック✅を入れましょう。
とても分かりにくいですが、「表示・保存」のボタンを押すと、パソコンにデータがダウンロードされます。

無事に「法人登記簿(全部事項)」がダウンロードできたら成功です。

私は過去に、お金を払い書類をダウンロードした後、このPDFが証明書として使えないことを知りました。
繰り返しになりますが、「法人登記簿謄本」のPDFはオンラインでダウンロードできません。
オンラインでダウンロード可能なPDFは、「法人登記簿」と呼ばれる、よく似た書類のみです。
皆様、十分にご注意ください。

先生…お疲れ様でした。
書類の提出先にはメールで連絡して、提出期限を延ばしてもらうことにします。
時間を工面して、法務局に直接行きますね。
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